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虫歯(う触)について |
21世紀の現在になっても、虫歯治療は黒い着色がある部分を経験にもとづいて目視だけで削るといった前近代的な方法でむし歯を検出・治療していますが、こうした通常の視診では12%、拡大鏡を用いてもわずか20%の精度であることがわかっています。 しかし、虫歯治療は単に着色除去だけではなく、細菌による感染の除去が重要であるため、当院ではより高精度の治療が可能となるダイアグノデントを使用しています。 このダイアグノデントは、90%の高い確率でむし歯を検出することができます。( Dr.Lussi他, Journal of Dentistry 34(2006)) レーザー光を用いた全く痛みのない方法により、視診やX線よりも圧倒的に高い精度で「虫歯の有無」や「進行程度」を計測できます。 虫歯の程度を客観的に「数値化」できる唯一の診断法でもあります。 的確に数値による進行具合が計測できるため、治療の必要性を正確に診断することができます。また、患者様にも客観的にむし歯の程度をご納得いただきながら、治療を進めることが出来ます。 |
虫歯のメカニズム |
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ものを食べると、口の中には食べカスがどうしても残ります。 口の中にいる細菌(ミュータンス菌)がこの食べカスを元にして、ネバネバしたノリのようなものを作り出します。これが歯垢(プラーク)と呼ばれるものです。砂糖などの糖分を多く含む食べカスは、特に細菌に好まれます。この歯垢の中で糖分が分解されて酸や毒素を作りだし歯を溶かしてしまうのです。 |
虫歯の進行段階と治療 |
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虫歯の症状は、一般的に「C0」〜「C4」という段階に分けて呼ばれます。 「C」とは「カリエス(=虫歯)」の頭文字です。 症状や虫歯の場所によって治療法は異なります。 |
虫歯になる前兆です |
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虫歯は歯の表面からカルシウム等の無機成分が溶け出すことから始まります。 C0(シーゼロ)というのは少し無機成分が溶け出している面があるということです。 穴があるというところまでは進んでいません。 【 治療方法 】 この段階では、元の歯の状態に戻すことも可能です。 歯科医院で指導を受け、あなたに合ったていねいな歯みがきをしてください。 ・フッ素を使って歯みがきをする ・歯科医院でのフッ素塗布 |
表面のエナメル質が溶け始めた浅いむし歯 |
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エナメル質(歯のいちばん固い外側の部分)が細菌に溶かされはじめます。 エナメル質には神経がないので痛みなどはありません。 自覚症状がないのでこの段階で見つけるのは困難ですが、定期的に歯医者さんへ検診に行けば見つけることは可能です。 【 治療方法 】 虫歯の部分だけを削って、つめものをするか、かぶせものをします。 |
むし歯が進行し、象牙質まで達したもの |
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細菌が象牙質(エナメル質の次にある部分。歯の神経を守る壁)にまで達しています。穴があき、黒っぽくなって見ためにわかるようになります。 冷たいもの、甘いものがしみてきます。 【 治療方法 】 虫歯の部分だけを削って、つめものをするか、かぶせものをします。 |
う蝕が歯髄まで達したもの |
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大きな穴があき、神経(歯髄)に虫歯が達しています。ズキズキとした痛みがひどくなってきます。猛烈に痛いのでどこが痛いのかもわからなくなって、麻酔もききづらくなります(急性歯髄炎)。 【 治療方法 】 歯の神経を取り、歯根の中を消毒していきます。(歯根の消毒治療は4〜5回くらいかかります。)歯根がきれいになったら封鎖し、残った歯の根を利用して芯を立て、その上に冠をかぶせます。 |
歯冠のほとんどが崩壊したもの |
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穴がどんどん広がって、歯がほとんどない状態。歯根だけが残ります。神経(歯髄)が死んで腐敗し、膿みが出ます。痛みが起こり熱が出ることもあります。 【 治療方法 】 ここまできたら歯を抜くしかありません。まれに歯根の状態がよいと、歯根を残し義歯をかぶせることもあります。 ・ブリッジ(固定式入れ歯) ・義歯(取り外し式入れ歯) ・インプラント |
現在では、虫歯(う触)は、予防をしっかりすれば、大変珍しい病気です。 |
大きな虫歯もドックスベストセメント、3MIX、レーザー等を用いてなるべく神経を取らない治療方針で進めていきます。 |
tsubota denntal ciinic |
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